先週は『ハイキュー!!』と『Dr.STONE』が載っていないショックで熱を出して寝込んでいました。半分嘘で半分本当です。
ぼくたちは勉強ができない
“不純異性交遊”と聞くだけで「アレかも!!!」と焦るだけの既成事実がヒロイン全員にあるってすごいですよね。大接戦です。
「あんた自身が幸せに成んなさい」がそのまま息子の名前の由来ということでしょうか。ベタな内容ですが、素敵な親御さんとの家族ドラマにじ~んと来ます。
ラストのドレス姿には、某五等分のラブコメを想起せざるを得ませんね。1シーズン遅れのアニメ化に伴って意識しているんでしょうか。“勉強を教える”題材も被ってますし。
鬼滅の刃
炭治郎の成長でついに撃破かと思いきや、絶望的な延長戦突入。同じ体勢で動かなくなった炭治郎が何コマにもわたって描かれるシーンが緊張を呼びます。
そして猗窩座の心象にまたしてもよぎる、人間だった頃の面影。かつての恋人と思しき女性のかんざしと着物に象られた雪の結晶は、彼の術式と同じモチーフですね。“強くなること”に固執するに至った彼の隠された過去が、次週明かされることでしょう。
アニメも期待通り素晴らしい出来ですし、今最も波に乗っている漫画と言っても過言ではないですね。もっともっといろんな人がこの魅力に気づいてほしいです。
Dr.STONE
出航に際して一部のメインキャラ以外とはお別れとなる回。
個人的には「あの偽悪が蝙蝠男の矜持なのだな」の台詞が嬉しいです。不真面目でいて飄々としたキャラクターはいつも僕の憧れであり理想とするところなのですが、そのスタンスに対してこういった理解を得るのは本当に難しいことなんですよね。わからない人には一生わからないですし、わかる人に出会えたとしてもその理解を得られるだけの関係を築くために信頼を積み重ねていく必要があるんです。ゲン、お前かっこいいよ。
ちょうど『ジョジョ』五部がアニメで話題を呼んでいる中での“仲間の船を泳いで追いかける”シーンはオマージュなのかもしれませんが、全くもって不純でゲスな姿になっているところに銀狼というキャラの味が良く出ていますね。
約束のネバーランド
ノーマンに続いて家族も説得する回。それぞれ思うところはありながらも、納得した上で信じて送り出してくれる家族のみんな、本当に賢い子供たちですね。
人を説得するためには、感情的に訴えかけるだけではなく、客観的な事実を突き付けて「証明」することが不可欠だと理解しています。賢い。ツイッターで騒ぐ思想家の皆さんにも読ませてあげたい。
“七つの壁”に至る方法は、血を捧げる儀式のようです。いったい何が起こるのか、気になる引きまでテンポよく完璧な1話でした。
ハイキュー!!
鴎台のシステムが仕上がっていくにつれ、じりじりと苦しくなる展開。
ツッキーの一言から突破口を開いていきそうです。この試合はほとんど彼がチームを動かしていくようにすら感じられます。
こうなってくると、主砲がブロックをブチ破るシーンも見たくなるようなフラストレーションが溜まってきます。まだまだ見せ所はたっぷりありそうですね。
呪術廻戦
突然のやきう回。犠牲フライって初見じゃ意味わかんないよね。
皆からしっかり嫌われている東堂の描写が良いですね。最近は強くてカッコいい姿ばかり描かれていたので、危うく騙されるところでした。
サラッと言っていますが、「寂しがりなんでね いっぱい人を助けて俺が死ぬ時大勢に看取ってほしいんスよ」も味のある台詞です。
ブラッククローバー
キャラクターが深層心理に抱える闇に迫るシーンは、往々にして暗澹とした空気を引きずりがちですが、それも全部アスタの力技で吹き飛ばしてくれるのがこの漫画のいいところです。
そしてやはり、ここからエルフとの共闘が見られそうです。期待通りの展開をテンポよく見せてもらえるのは気分がいいですね。
火ノ丸相撲
先週から掲載順が上位に戻ってきましたね。本編の展開そのままに、長いトンネルを抜けたような印象です。
鬼丸が挑む側にいる展開が続いた中で、三日月は鬼丸への挑戦者として焦点を当てられます。またしても鬼丸に勝ちフラグが立っているようには見えますが、果たして本当に「格の違いを見せつける」ような取組みとなるんでしょうか。
ゆらぎ荘の幽奈さん
11歳にしては発育が良すぎるように思えますが、きっとそういう需要もあるのでいいと思います。
新たな敵キャラ登場で次回からはシリアス回になりそうです。もうちょっとふざけた話を見ていたかったんですけどね。ええ、やっぱり楽しいのが一番ですし。
鬼滅の刃 冨岡義勇【外伝】
二週にわたってシナリオ・作画ともにクオリティが高く、『鬼滅』ファンにはたまらない内容だったと思います。しのぶさんがマジで素敵。
もちろん義勇さんの魅力が存分に見られたことも間違いありません。ちょうど本編でも彼の勇士が描かれているところですが、まさしく「冨岡さんってこうもっと骨まで冷えてる人だとばかり…」の台詞が読者の印象を表していることでしょう。
アオリを見るに、また次回の外伝も予定されているようです。楽しみですね。
僕のヒーローアカデミア
無理難題に立ち向かうなかで、眼差しが生き生きとしてくる死柄木。ここまでいい顔をされると、敵連合を応援したくなりますね。
しかし、対する解放軍は明らかにスケールで勝る組織となっています。順当に敗北を経験するのか、自力で勝利を掴むのか、なんやかんやでギガントマキアが解放軍を吹き飛ばすのか。今後の展開が気になります。
最後の西遊記
4話目からのシナリオは、「コハルが他人に知られてはいけない制約」を打ち破るという動機のために、その辛さを描いたということだったんですね。
いや、この話必要だったか?というのが正直なところ。もう6話が経過しているにも関わらず、物語の視点が主人公の家から一歩も動かず、西遊記の名にそぐわない展開が続いています。妖怪と如意棒が出てきただけです。
ようやく敵キャラとの遭遇も果たしましたが、ここからピッチを上げていかないと打ち切り争いの未来も見えてくるでしょう。長い目で見てもらえているか不安なので、まずは一刻も早く家を出てほしいところです。
アクタージュ
朝陽さんとの距離が一気に縮まっていてほっこりしますね。髪型までお揃い。尊い。
不運により夢を失って「普通」の一人になってしまった花井くん。彼の問いかけは、「普通」であることの虚無感を知らしめるもので、女優・夜凪景の「危うさ」を際立たせます。やはり、なんといってもこの漫画の魅力は彼女の「危うさ」の魅力なんですよね。
暗躍する大人の陰謀もまた、その「危うさ」に揺さぶりをかけます。そこから生まれるスリルはじわじわと高まってきていて、今後も目が離せません。
チェンソーマン
極限状態でフルスロットルのコベニちゃんが止まりません。ジャンプでこんなに醜態を晒す女の子、なかなかいませんよ。
落ち着いているデンジが相対的にまともに見えてきます。恐怖で膨らむ悪魔なら、一切に恐怖しなければよい……というやつなんでしょうか。
神緒ゆいは髪を結い
今週も可愛いですね。アオリの通り、“意識してしまう白”と“友達感覚の黒”の対比というデート回。この点で言うと僕は黒派です。
しれっと緊箍児が猛獣にも有効なことが示されました。いや、黒ゆいが猛獣だと言うべきなんでしょうか。なんにせよ強力なアイテムですね。
しかし、やはりラブコメ三本体制は厳しいようで、今後の掲載順がかなり心配です。個人的にはもうしばらく読んでいたい気持ちが湧いてきているのですが、生き残ってくれるでしょうか。
食戟のソーマ
知らない人たちの知らないスキルをふんだんに使って無双するシーン、確かに変な話ですがそれはギャグとして描いていいんでしょうか。笑ってしまいました。
対するソーマはこれまでの「研鑽」による経験値で対抗しなければなりません。イタリアン(アルディーニ)・フレンチ(四宮)・中華(久我)・インド(葉山?)はわかるんですが、トルコ料理って誰かやってましたっけ。ドネルケバブは見た覚えがあるかも。
ジモトがジャパン
最近は皆と一緒にぶっ飛んでいることが増えたトキオが、不意に我に返るシーンがツボです。
しかしよく脱ぐ漫画ですね。
獄丁ヒグマ
ハルマ叔母さんを襲った悲劇が描かれた回。ヒグマが獄卒人になる前から、彼の性格を思いやって行動を起こしてくれていたんですね。
それでもなお獄卒人になってしまったヒグマには、もはや復習めいた因縁しか使命を果たす動機がないように感じられます。ハッピーエンドへの道筋が遠い気がしますね。綺麗に描き切れるんでしょうか。
ne0;lation
最終決戦を急ぐかと思っていましたが、回想に3話以上費やしたのは意外でした。
一人の女の子のために努力を積み重ねてきたネオくん。もう少し早い段階でこの過去のフラグだけでも立っていれば、もっと序盤から愛着の湧く主人公になれたかもしれませんね。ター坊もそうでしたが、「なんか親しげな距離感のキャラなのに急に出てきた印象を受ける」のが惜しいところでしょうか。
思春期ルネサンス!ダビデ君
ギャグ枠の割に女の子が可愛い回が多いのが持ち味になってきています。
先週の『トリコ』といい、ジャンプ作品のネタを思い切りよく使うようになりましたね。火影岩は笑いました。
今週の『WEEKLY週ちゃん』、フォントについてかなり踏み込んでまとめてあって驚きでした。業界では常識レベルなのかもしれませんが、創作活動をしている人は必見の価値があると思います。しかもわかりやすい。普通に永久保存版じゃないでしょうか。