フリーライターなるしかねえ

社会不適合な若者の日記です

「ゆるふわeスポーツ座談会」がマジでゆるいのに激アツだった話

 一週間前、僕のTwitter宛に一通のDMが届きました。送り主は株式会社ウェルプレイドの代表取締役社長、アカホシこと谷田優也さん。突然の連絡に驚きましたが、内容は先月行われたアンケート調査への協力の副賞、「ゆるふわeスポーツ座談会」への無料招待券の当選連絡でした。

 「ゆるふわeスポーツ座談会」は、谷田さんが主催するトークイベント。「ゆるふわ」の名の通り、堅苦しい段取りやタイムテーブルが存在せず、その場で投げかけられたトークテーマに関して話をしたい参加者が自由に登壇する、ゆる~い雰囲気の座談会です。

 4月に試験的に行われた第0回に続き、第1回となる今回の開催。チケットは販売開始から数十分で完売という人気ぶりに、すっかり乗り遅れてしまっていたところだったのですが、まさかの無料招待という棚ぼたに恵まれ、ウキウキで参加させていただきました。

 

 

 6月11日の19時半、阿佐ヶ谷ロフトAにて、谷田さんのふんわりした説明と乾杯の音頭で座談会は幕を開けました。全体的にゆるふわながらも、概ね3部構成になっていたように思います。

 

 第1部は、雑にみんなが話せる時間。「eスポーツ団体、都道府県に1つ問題」や「オートチェス面白すぎ問題」といったそれぞれのトークテーマについて、参加者の中から一家言ある人たちが登壇し、他の参加者はそれを聞いて口を挟んだり、周囲の席の人と意見を交換したりといった形でした。

 驚いたのは、「ゆるふわ」の題を疑うほどの、登壇者の熱量。イベント主催やeスポーツ団体といったそれぞれの目線から語られる“生の声”は心に響くものばかりで、時には業界の裏話が飛び出したりと、聞きごたえ抜群のラインナップでした。

 いや~面白かった。

 

 第2部は、ゲストによるプレゼンの時間。谷田さん曰く「メインのおかず」であるこの部分では、あらかじめ登壇を予定して用意された内容でのトークとなりました。

 初めは、学生eスポーツ団体YeSから保泉さんほか高校生の代表4名。現役高校生の目線から、eスポーツのあれこれを語ってくれました。ポケモンDPtを初めてやった頃に小学1年生だったって聞いてデカい声出ちゃった。

 続いて、THECOO株式会社から246さん。YouTubeで稼げるための再生数、投稿動画数、チャンネル登録数の目安は?テーマは何に設定すると伸びるのか?具体的なデータに裏付けられた、目から鱗の情報が飛び出しました。

 最後に、株式会社ドズルからブロガーのpontaさん。「正しい煽り方」をテーマに、煽り演出の際に意識すべき要素をわかりやすく解説してくれました。当日は足の痛みを訴えていた彼ですが、後に骨折した状態での登壇だったことが発覚しました。熱量がすげえ。

geriburo.com

 いや~面白かった。

 

 第3部は、参加していたプロゲーマーによるトークショー。『ストリートファイター』のネモ選手、『ぷよぷよ』のlive選手、そして『ポケモンカードゲーム』のあむ選手が壇上に迎えられました。

 谷田さんの進行のもと、共通のテーマについて話したり、参加者からの質問に答えたり。それぞれの経験やプロ意識に基づいた、貴重な意見が数多く伺えました。正直この部分だけでもめちゃくちゃ金取っていいイベントだと思う。

 いや~面白かった。

 

 会の締めくくりには、次回の開催予定も告知されました。

 次回は8月25日、規模を大幅に拡大して、イベントホールのCIRQ新宿にて行われるとのこと。詳細は未定ながらも、座談会に加えて様々なタイトルでの催し物を予定しているようで、(仮)だらけの予定項目は魅力的な内容が目白押しでした。もし、それらの(仮)がすべて実現するのであれば、それはもはや一大eスポーツフェスと呼べるものになりそうなほど。続報に期待したいですね。

 いや~面白かった。

 

 

 思いがけない当選から、なんの誘い合わせもなく急遽参加という形になりましたが、一人で飛び込んでも十分すぎるほどに楽しめるイベントでした。

 何気なく同じ卓についた人が地域のeスポーツ協会の会長だったり、eスポーツポータルサイトの運営だったり、東大卒のゲーマーだったりと、刺激的な出会いにも恵まれて実りのある会でした。

 ひとつだけ不満を言うとすれば、こうして出会った人とゆっくり喋れる時間が少なかったことでしょうか。というより、そういった「ご歓談」の時間を取るには壇上のトークがアツすぎましたし、「メインのおかず」が面白すぎました。最高でした。

 もちろん、人と人を繋げる場としては十分に機能していたと感じていますが、次回はその場で親交を深めたい人のための場所や時間が確保されていると、もっと嬉しいかもしれません。

 

 兎にも角にも、「ゆるふわeスポーツ座談会」はeスポーツにかける情熱の集う、激アツのイベントでした。参加者の発言のひとつひとつに物凄い熱量が感じられて、心が奮い立てられました。僕もかねてよりこういう人たちの間で何か活動したい気持ちが高まってきているので、現在ちょっとずつ準備を進めています。

 そして、この貴重な機会にお招きしてくださった谷田さんに、改めて感謝を述べたいと思います。この度は本当にありがとうございました。

 

 

 最後に。

 「こいつ面白かったしか言ってねえな」「もっと具体的な内容を書けよ」って思うかもしれませんが、帰り際に屈強な男性に秘孔を突かれてから記憶があやふやなんですよね。参加者は全員、同様に出口でアタァッ!とやられていた気がします。

 Twitterでタグ検索をしてもらえるとわかるかと思うんですが、みんな面白かった~みたいなコメントしかしてないんですよね……。

 いや~面白かった。

 

 

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